『ストレンジャー・シングス3』第1話感想|それぞれの新生活
シーズン3第1話『スージー応答せよ』
©Stranger Things/21 Laps Entertainment/Monkey Massacre/Netflix
あらすじ
1984年6月、ソ連のものと思わしき基地では、謎の実験が行われ、多数の死者が出ていた。
一方、アメリカ・インディアナ州ホーキンスではそれぞれが新しい生活を始めていた。
マイクとエルは晴れて恋人同士となり、常に身を寄せ合っていた。
エルの親代わりとなったホッパーはそんな二人の関係を問題視するが、うまい説得の仕方を思いつけず、ジョイスに相談するのだった。
そんなジョイスは、ボブを失ったことへの悲しみをまだ引きずっていた。
ジョナサンとナンシーはインターンとして新聞社に勤務するようになったが、ナンシーは上司たちの横柄な態度に馴染めずにいた。
街には新しいショッピングモールが開店し、大変な賑わいを見せていた。
スティーブはそこでアイスクリーム屋の店員として働き始めるが、以前のように女性と気軽に交流することができずにいた。
マイク、エル、ルーカス、マックス、ウィルたちは映画を鑑賞するなどしてモールを楽しむが、ある日、大規模な停電が起こる。
停電はすぐに復旧したが、それ以降、人が見ていないところでネズミが怪死する謎の現象が起こるようになるのだった。
街に帰ってきたダスティンは仲間たちと再会を喜び合うが、別の街で知り合ったスージーという女性との交信がうまくいかず、嘘をついていると思われてしまう。
しかし、代わりにロシア語の不可解な通信を傍受するのだった。
プールの監視員となったビリーはマイクの母を誘うが、その夜、謎の存在に襲われてしまう。
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感想
ソ連が出てきたということは、今度は世界規模の事件が起こるのでしょうか。
前シーズンではシカゴが出てきたし、どんどん舞台が広がっていきますね。
それでもホーキンスの街がキーポイントであることに変わりはないようですが。
マイクとエルは、エルの悲惨な運命に翻弄されてこれまで引き裂かれ続けてきたので、早く結ばれて幸せになって欲しいと願っていましたが、実際に結ばれるとあまりにもベッタリになりすぎててちょっとビックリ。
ホッパーは二人の関係を問題だと思っていますが、さて、どうなんでしょう。
若い二人の好きにさせてあげればいいじゃん、ちょっと口出ししすぎでは? と思いましたが、エルが一般的な人間関係や世間の常識をほとんど知らないまま、マイクだけで世界を完結させてしまうと考えると、たしかに不健全かも。
まあホッパーはそこまで考えていないと思いますが。
ホッパー自身はジョイスに気があるようですが、ジョイスはまだボブの死を振り切れていませんでした。
ウィルがボブのことをスーパーヒーローとして絵に書いていたのにちょっと感動しました。
ジョナサンとナンシーパートは、最低な上司たちに振り回されるナンシーが本当に不憫でした。
ちなみに、ナンシーをおちょくってた上司の一人って『ブログ犬スタン』のお父さんですよね(笑)
スティーブはモテモテだった頃の面影はどこへやら、コミュ障系イケメンになっておりましたが、それはそれでいい味出してました。
彼が働くモールの存在自体も魅力的。
ど田舎に娯楽施設がポツンと建ってるっていう情景が個人的にすごく好きでして……どうでもいいか。
ダスティンは、前シーズンの最終回といい、一番感情移入できるキャラクターになっていってる気がします。
カップルとなったマイクとエル、ルーカスとマックス、恋愛に興味なさそうなウィルとは違い、非リアの哀愁をヒシヒシと感じさせてくれるいいキャラです。
今回も、付き合ってる女の子のことを嘘だと思われて本当かわいそうでした。
二代目モテモテイケメンのビリーは相変わらずの熟女キラーっぷりを発揮していましたが、案の定、「ホラー映画でまず被害者になるポジション」を襲名していてちょっと笑いました。
超常現象関連についてはあまりにもチョイ見せの段階なので、今回は触れないでおきます。
評価:☆☆☆☆(5点満点)
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