『グラビティフォールズ』第3話感想|怖いだ蝋
第3話『スタン人形殺人事件』
©Gravity Falls/Alex Hirsch/Disney Television Animation
あらすじ
ミステリーハウスの中で、長らく忘れ去られていた展示物の蝋人形たちが見つかった。
リンカーン人形が日光で溶けてしまったため、メイベルはスタンのために、新しくスタン人形を自作する。
人形を大いに気に入ったスタンは街の人々を集めてお披露目するが、ピザ無料の広告が嘘だと知った客たちは怒りながら帰ってしまう。
その夜、スタンが目を離した隙に何者かによってスタン人形が壊され、その首が持ち去られてしまう。
ディッパーとメイベルは犯人が騙された客の中にいると考え、捜査を開始する。
感想
第3回の不思議は「呪いの人形」。
犯人は夜だけ動く蝋人形たちで、長年閉じ込められていた恨みを晴らすべくスタンを狙ったところ、誤って人形を襲ってしまったのでした。
『グラビティフォールズ』あるあるですが、この人形たちがちょいちょい普通に怖い。
デザインとかは大して怖くないけど、演出が上手いんだよなあ。
最後には、ディッパーとメイベルの活躍で蝋人形たちは(一人を残して)消滅しましたが、ちょっとかわいそうだとも思いました。
閉じ込められる前は、スタンが寝てる間に騒いだりしてそれなりに楽しかったみたいだし、そもそも自分たちの境遇を「呪い」だと強調するってことは、本当は普通の人形みたいに意識を持たない存在でありたかったんだろうし。
さて、今回は前回と同じく2周目で見方が変わる回の代表格。
スタンが自分と同じ姿の人形を溺愛するということはつまり……。
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それだけでなく、「ミステリーツインズ」という呼称やロビーたちの写真など、いつも以上に伏線てんこ盛りの回でした。
しかし、こんな精巧な人形を作っちゃうなんてメイベルはすごい!
そして街の人たち、子供が頑張って作ったんだからもうちょい褒めたれよ(笑)
騙されて集められたとはいえ、そろいもそろってとんでもない暴れ方しやがって(笑)
それ以外でも、職務怠慢・職権乱用を地でいくブラブス保安官とダーランドや、等身大の切り抜きを抱きしめるトビーなどがそれぞれのヤバさを発揮していて、前話以上に、グラビティフォールズが不思議の街であり変人・ダメ人間の街(褒めてる)であることを紹介するような回でした。
以降はこれがデフォです。
でもメイベルとスタンがやっぱり一番ヤバいなー。
メイベル歯磨き粉食ってたし。
歯磨き粉食うなよ!
スタンは詐欺師としていつも大暴れしていますが、過去の回想では蝋人形を堂々と「盗む」と宣言して盗んでいました。
それは詐欺ではなく窃盗ですからね。
評価:☆☆☆(5点満点)
(次回はこちら↓)