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『ストレンジャー・シングス』シーズン3第2話感想|甘酸っぱい青春

シーズン3第2話『モールラッツ』

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©Stranger Things/21 Laps Entertainment/Monkey Massacre/Netflix

 

あらすじ

ホッパーにこのままの関係が続くのならエルと二度と会えないようにすると脅されたマイクは、毎日一緒にいたエルに嘘をついて明日会う約束を断り、疑われる。

マックスにそのことを相談したエルは、男の子のことだけが全てではないと諭され、一緒にモールに繰り出すが……。

二人を引き離すことに成功して上機嫌のホッパーはジョイスをデートに誘う。

ジョイスは承諾するが、直後、磁石がくっつくはずの物にくっつかない現象を目にして不可解に思い、そのことに夢中になる。

ナンシーとジョナサンは特ダネを当てるべく、不思議なネズミを目撃した人物の取材に乗り出す。

仲間たちとすれ違い気味のダスティンはスティーブと再会を喜び合い、スティーブと、彼のバイト仲間であるロビンと共に傍受した謎のロシア語の翻訳に乗り出す。

一方、ビリーは生還を果たすが、その意識は朦朧としており、何かに突き動かされるかのように不審な行動をとるのだった。

 

感想

前回以上に甘酸っぱい回でした。

マックスに感化されたエルは、マイクが自分本位で嘘をついていると思い、「もう別れるから」と宣言してしまいます。

これは悲しい!

「別れる」の意味ちゃんとわかってなさそうだけど、マイクにとっては大ショックです。

ホッパーもマックスも人の恋路への口出しやアドバイスの内容が性急に過ぎるんじゃなかろうか。

でも、エルが前シーズンで敵視していたマックスと仲良くなったことは嬉しかったです。

写真スタジオで遊ぶシーンなんか、中の人の素が出たんじゃないかと思うくらいエルがはっちゃけてて、微笑ましかったです。

ホッパーはノリノリでジョイスをデートに誘いますが、ジョイスは不可解な現象についてクラーク先生に相談しに行き、ホッパーとの約束をすっぽかしてしまいます。

ホッパーめちゃくちゃイラついてたんで、事情を知ったらと思うとクラーク先生がちょっと心配です。

磁石が磁力を失うっていう怪現象は、「何かの前兆」の中でも特に『ストレンジャー・シングス』って感じでワクワクしました。

これ、物理に詳しい人ならそういう角度から今後の予想ができたりするんでしょうか。

ナンシーとジョナサンは、肥料を食べたり狂犬病のように大暴れするヤバげなネズミについて取材しますが、そんなネズミを捕まえちゃうおばあさん強ッ! と思いました。

当のネズミはやはり人が見ていないところで怪死し、タンパク質として動いてどこかへ消えてしまいましたが、これはどこかに集まって一つの集合体になるのでしょうか。

前回ウィルも何かを感じていたし、マインド・フレイヤーがこの世界に具現化する?

ダスティンとスティーブの友情は前シーズン以上に深まっていて最高でした。

子供の相手が上手くなったというより自分も子供に戻ったスティーブ。

取り巻きや女の子たちがいた頃よりある意味幸せそうです。

あと、不愛想だけど謎解きにハマっちゃってるロビンがめちゃくちゃ可愛かったです。

さて、流れている音楽から、例のロシア語の通信がホーキンスのモールから送られたものであることが判明しましたが、これは何を意味するのでしょうか。

前回のアバンでは明らかにソ連らしき場所が映っていましたが……。

おかしくなったビリーはもう一人の自分のような謎の存在から指令を受けて女性をさらってしまいます。

色んな前兆がてんこ盛りですが、どう繋がっていくのか楽しみです。

 

評価:☆☆☆☆(5点満点)