『ゴッサム』シーズン1-3話感想|街はヒーローを求めている
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シーズン1第3話『バルーンマン』
あらすじ
悪質な詐欺の容疑者が気球に繋がれて空に飛ばされ、殺害されるという怪事件が発生。
ハービーは興味を持たなかったが、同じ手口で悪徳警官が被害にあったことから、ゴードンと共に捜査に乗り出す。
裁かれざる悪人たちを罰する犯人を、ゴッサム市民は「バルーンマン」と呼び、ヒーローとして称賛しだす。
※この記事は2017年11月13日に旧ブログに投稿したエントリーの再掲です。
感想
よくできた回だと思います。
法で裁けない者たちを、法に縛られない者が裁くことは許されるのか。
この問いを客体化することで、ゴードンと、後のバットマンであるブルースの立ち位置が分かりやすくなってます。
しかし、「気球で殺す」って恐ろしいアイデアですね。
死因としては餓死になるんでしょうか。
それとも凍死かな。
はるか上空で確実な死をただ待つって、考えるのも嫌です。
こんな死に方しとうない
©Gotham/Primrose Hill Productions/DC Entertainment/Warner Bros. Television
でも、ターゲットになった悪人たちはそれだけのことをしてますからね。
正しいといえるかどうかは別として、バルーンマンには同情してしまいましたし、そんな彼に街と警察を良くすることを誓ったジムにグッときました。
取っ組み合った末、バルーンマンにバルーンつけて、同じ目に合わせようとするハービー、あんた何やってんの!?
やってること同じだろと言われたらそうかもしれないけど、でも、何かノリでやってない!?
サイコなの!?
後の展開を知ってるから嫌いにはならないけど、「何だこいつ」と思ってしまいました。
一方、ペンギンはゴッサムに堂々の帰還!
愛する故郷で再出発すべく、レストランの雑用となり、ファルコンの宿敵・マローニと接触。
老練な紳士といった感じのファルコンとは対照的に、マローニは気のいいあんちゃんという感じで、また別の印象を受けました。
俺はどっちかというとマローニの方が好きかな。
こういう人も結局、怖いけどな……。
フィッシュは、前回受けた仕打ちの意趣返しとして、ファルコンの恋人を事故に遭わせますが、そんなあからさまなことしたらバレバレだろうと思いました。
ちなみに、僕、バルーンマンって知らなかったんですが、調べたら一応コミックスにもいるんですね。
ヴィランだし、見た目も中身も全然違うし、本当に名前を借りただけのようですけど。
評価:☆☆☆☆(5点満点)
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