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『ゴッサム』シーズン1-5話感想|何でもありはいいとこどり

ゴッサム』の紹介・解説はこちら↓

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シーズン1第5話『負の遺産

 

あらすじ

吸引すると驚異的な筋力を手に入れる代わりに死に至る薬物が街に流れ、ゴードンとブロックは捜査を開始する。

 

 ※この記事は2017年11月15日に旧ブログに投稿したエントリーの再掲です。

 

 感想

特殊な力や現象の存在について、わりと早く出してきました。

『アロー』みたいにシーズン1の間は出さないというのもそれはそれでアリですけど、『ゴッサム』の場合、ここでリアリティレベルを決定したのは英断だったと思います。

ダークナイト』トリロジーと明確に差別化できるし、やれること色々増えますからね。

原作コミックスや、MCUみたいな他作品にまたがるユニバースならまだしも、一つの作品で古風なハードボイルドとSFを同居させるって、何気にめずらしいかもしれません。

このごった煮感、嫌いじゃないですよ。

今回出てきた薬物「バイパー」は、ベインが使用する「ベノム」の試作品のようです。

ベインはオリジンにゴッサムが関わらないタイプのヴィランだから、本人は簡単には出ないでしょうけど、いつか登場して欲しいです。

今回は、ファルコンやマローニのようなマフィアの脅威や、市長や警察の汚職とはまた異なる、「企業の闇」がフィーチャーされました。

薬を流した犯人にはその闇を暴くという確固たる目的があったわけで、バルーンマンの時と同じく、ある程度同情してしまいました。

さて、マローニに取り入ろうとするペンギンは、これまでの経緯を洗いざらい話しますが、疑われてしまいます。

話の信憑性を裏付けるために呼ばれたのはジム。

二人の話が合致したことでマローニを敵に回すことはとりあえずなくなりましたが、どんどんがんじがらめになっていってる気がします。

 

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(怖いなあ、この視線)

©Gotham/Primrose Hill Productions/DC Entertainment/Warner Bros. Television

 

ペンギンが生きてることがバレたらファルコンに狙われるというだけでも危険なのに、そのことをマローニが知ってるというのは、心臓を握られてるような気分なのでは。

一方のファルコンは、フィッシュが送り込んだスパイにまんまと一目惚れ。

こういう「気を抜いてる時は普通のおじいちゃん」っていう描写は大好きです。

それも含めて人の大きさであり、怖さですからね。

 

評価:☆☆☆(5点満点)

 

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