パルパティーン復活祭 『スター・ウォーズ』エピソード9予想
パー!
パパパー!
パパ パパパ パパパ パパパ パパパ パパパパー!
パルパティーン! ティン
パルパティーン! ティン
パッパルパー!
ダース・シディアス卿こと銀河帝国終身皇帝シーヴ・パルパティーン陛下、
こ こ に 復 活。
「『最後のジェダイ』ショック」で精神を病み、しばらく『スター・ウォーズ』から距離を置いていた僕ですが、シリーズで最も好きなキャラクターであるパルパティーンが最新作『The Rise of Skywalker(原題)』に登場するということで、またワクワクしてきました。
まだティーザー予告しか来ていない段階ですが、主にパルパティーン関連について、最新作の予想をちょっとだけしてみようと思います。
©Star Wars:The Rise of Skywalker/Lucasfilm Ltd.LLC/Bad Robot Productions
※投稿時点での見解です。一つの説としてお楽しみください。
パルパティーンは生きているの?
たぶん生きてはいないと思います。
小説などのレジェンズ(外典)においてはクローンやらなんやらで肉体ごと復活を果たしているパルパティーンですが、さすがに本編でそんな荒唐無稽な展開はやらないと思います。
『ジェダイの復讐』でのルークとアナキンの雄姿を台無しにすることにもなりかねませんし。
これまで通り、死者は死者らしくスピリチュアルな領域に在り、助言や先導によって生きている者たちを突き動かすことで活躍するんじゃないかなと思います。
ラスボスは誰になる?
前作でスノークが死亡したことによって、暫定的なラスボスはカイロ=レンとなりました。
しかし、出自からいって根っからの悪ではなく、いわゆる「光堕ち」の可能性も残されているカイロ=レンが最大の敵を務めるのはあまりにもシリーズの色と合わないので、彼とは別に打ち砕かれるべき「悪の化身」が用意されると思われます。
だからといって、ポッと出の新キャラがそれを務めるのも無理がありすぎる。
じゃあ誰が? といわれるとやはりパルパティーンだと思います。
J.J.エイブラムス監督は、本作が九部作全体を繋ぐものであるとしており、それを踏まえると、仮に物理的には存在していなくとも、象徴として、影響力として、「ああ、やっぱり最大の敵はパルパティーンだったなあ」と言われるような構造に収まるのが妥当だと思われます。
The dark side is stronger than ever. #EpisodeIX https://t.co/i6Wx3hxp8K
— Ian McDiarmid (@IanMcDiarmid_) 2019年4月12日
ダークサイドはこれまでよりも力を増している(by中の人)
あの噂は結局どうなる?
レイがパルパティーンの孫だという有名な噂。
これについてはフィフティフィフティです。
『最後のジェダイ』を見るに、少なくとも『フォースの覚醒』の段階ではそんな設定はなかったのだと思われます。
だとすれば、レイの突き主体のフォームがパルパティーンのものに似ているのも、イギリス訛りも、ただの偶然だったということになります。
ただ、よくいえばバランス感覚に長け、悪くいえば器用貧乏なJ.J.エイブラムが、ファンの説を当たらずも遠からずという形で採用することはありえないことではありません。
また、「やっぱりレイはスカイウォーカーだった」という展開よりは、「因縁の宿敵の血縁だった」という展開の方が、血筋の重要性と非重要性の双方をギリギリ両立させられるので、落としどころとしてはちょうどいいかもしれません。
いかにも最近のディズニーっぽいし。
『The Rise of Skywalker』の意味は?
『スター・ウォーズ』のサブタイトルはラスト付近の展開を指すことが非常に多いです。
『ファントム・メナス(見えざる脅威)』はクワイ=ガンの葬儀で意味深に映るパルパティーン、『クローンの攻撃』はジオノーシスの戦いの終盤、『シスの復讐』はオーダー66、『新たなる希望』はデス・スターの破壊に成功したルークたち、『ジェダイの帰還』はアナキンの帰還、『フォースの覚醒』はレイがライトセーバーを引き寄せるシーンとして捉えることが可能で、この傾向からいくと、最もSkywalkerがRiseする(立ち上がる)のも恐らくクライマックスでしょう。
普通に考えたらカイロ=レンがベン・ソロ・スカイウォーカーとして改心し、立ち上がるのでしょうが、これだとあまりにもタイトルがネタバレすぎる。
別の意味があるか、もう一つの意味があると考えるのが妥当でしょう。
ひょっとしたら「スカイウォーカー」という概念が立ち上がることを意味しているのでしょうか?
しかし、そもそもスカイウォーカーの一族だけに共通した思想や信念というものが特に見受けられないので、反乱軍のもともとのモチベーションとの差別化が不可能な気もします。
「Skywalkers」ではなく「Skywalker」であることも踏まえると、やはり「Rise」は個人のアクションなのだと思います。
結局、レイがスカイウォーカー(レイアの子?)で、彼女が何かを成し遂げるのか、もしくは、フォースと一体となったルークが戦争を終わらせるような何かをもたらすのかもしれません。
※追記:邦題が『スカイウォーカーの夜明け』に決定しましたが、やはり「立ち上がる」「昇る」という意味での「Rise」も描かれると思うのでこの考察は残しておきます。
『最後のジェダイ』についてはこちら↓